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新宿店の屋上の変遷

2025.10.31
都会の中に感じられる開放感と西新宿のビル群を望む眺望の良さが人気の新宿店の屋上。時代の流れとともに癒やしの場所を目指して変化を繰り返してきた屋上の歴史をご紹介します。

 お子様向け遊戯施設から、大人の憩いの場へ

1965年~屋上開業当時の様子~

1964年11月に京王百貨店 新宿店が開店。その2カ月後の1965年1月に屋上が開業しました。ゴーカートや全長170Mの線路を走る豆汽車や、猿・鳥小舎、噴水などがあり、屋上の約9割が遊具施設でした。そのほか、園芸用品や観賞魚も販売していました。
その年の夏にはビアガーデンも開業しました。

2005年には、34年ぶりとなる屋上大規模リニューアル
ビアガーデンの区画はウッドデッキの落ち着いた雰囲気にリニューアル。お子様向け遊具施設や園芸・観賞魚などを販売する物販スペースも一新されました。
遊具施設は2014年9月まで営業
開店当初から当社は親子3世代でご来店のお客様が多かったこともあり、何度かの工事を経て、規模を縮小しながらも遊具施設の運営を継続。2014年9月まで多くのお子様連れに親しまれていました。
2017年「京王BBQガーデン」がオープン
ウッドデッキ部分は、ビアガーデンとBBQスペースに。BBQ営業期間の春~秋にかけてはグリーンカーテン(写真)が登場します。
日中は鮮やかなグリーンカーテン、夜はイルミネーションの下、新宿の景色とともにバーベキューを楽しめるBBQガーデンは、準備や片付けの手間なく気軽に楽しめると若年層や家族連れの方をはじめ幅広い世代の方に毎年人気を集めています。
今夏は昨年より雨の日が少なかったことなどもあってか、猛暑が続く中でも開放感ある屋上の会場をインターネットでご覧になられて、学生さんをはじめ夕方ごろからBBQやビアガーデンをお楽しみいただく方が多く見受けられました。特に9月までのビアガーデンの利用者数は前年比+約46%、売上も前年を上回り好調でした。季節限定で展開する夏祭りメニューやオータムメニューも人気でした。
(食品・レストラン部 レストラン担当 橋爪さん) 
ビアガーデン営業時間外・期間外
ビアガーデン営業時間外・期間外(11月~5月)は、お子様向けイベントなども実施しています。
©円谷プロ
春休み期間に開催した特別イベント「ウルトラヒーローショー」(2025年3月)
GW期間に2日間限定で開催した「キッズフリマ」(2025年5月)
2021年 緑と水がテーマの「グリーンギャラリーガーデンズ」を導入
2021年、物販スペースにガーデニングやアクアリウム商品、観賞魚やペットフードまでそろえる複合型ライフスタイルショップ「グリーンギャラリーガーデンズ」を導入。運営会社は長年屋上で観賞魚コーナーを運営する「𠮷田観賞魚株式会社」。都心では珍しい豊富な品ぞろえで観賞魚コーナーのリピーターの方も多数来店。また近年、都内百貨店での販売が少なくなったといわれるカブトムシやクワガタなども期間限定で取り扱っています。
“都市の中のオアシス”として、百貨店の屋上という立地を活かし、初心者の方からコレクターの方まで楽しめるラインアップを意識して展開しています。定期的にイベントも実施しており、中でも国内各地から集まった個性豊かな12組の出店者による多彩な植物の販売イベントは大変好評をいただきました。話題の品種や珍しい植物を目当てに来店される方も多く、『見ているだけで癒やされる』『自宅にも取り入れたい』との声も多数いただきます。今後も、百貨店ならではの上質な提案を発信してまいります。
(グリーンギャラリーガーデンズ 店長 磯野 さん) 
“癒やしの空間”を目指して
レストスペースも一新(2021年)
時代の流れとともに屋上は、お買い物の途中などに一息ついていただける癒やしの空間を目指し変化してきました。西新宿のビル群を望む眺望と開放感を感じられる大人の憩いの場として現在も親しまれています。
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