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都立新宿高等学校の「新宿学」に参加しています

2025.11.26
京王百貨店では、2022年度より都立新宿高等学校の探究学習「新宿学」に参加しています。毎年、新宿を拠点とする多くの企業・機関が参加する「新宿学」。各々の企業や機関が投げかける学習テーマに対し、新宿高校の皆さんが4~5名のグループに分かれて考察します。2025年10月30日(水)、1年生の2グループが当社を訪問し、テーマに関する中間発表会を実施しました。

 地域密着型探究学習「新宿学」

都立新宿高等学校では1年生が履修する「総合的な探究の時間」において、フィールドワークを通した地域密着型の探究学習「新宿学」を1年間通して実施しています。

「新宿学」では、新宿のさまざまな企業・機関が提示するテーマに基づく解決策や自分なりの答えを導き出す学習として、年度末に学習の成果としての発表会(画像:2024年度の様子)が実施されます。昨年は26の企業や団体が参加。当社は2022年度よりこの取り組みに協力し、探究学習のテーマとして取り組んでいただいております。

 京王百貨店が設定する課題

昨年は「新宿に店を置く百貨店の未来の在り方」、「幅広い世代のお客様にご利用いただくには」をテーマに設定し、学習深耕のサポートの一つとして、店舗見学や当社社員によるプレゼンテーションおよび質疑応答などを実施しました。

今年は、日本各地で急増する外国人観光客に向けた施策を考えていただくために「外国人観光客に向けた、新宿という街、および京王百貨店の魅力発信」をテーマに設定。中間発表では、2グループ・各4名でテーマについてプレゼンテーションをしていただき、京王百貨店の社員からも各グループの発表にコメントをさせていただきました。

普段百貨店を利用する機会が少ないという高校生の皆さんならではの新しい視点をはじめ、当社の強みである駅弁大会や新宿という地域ならではの食材のPR、他地域における自治体と店が連携した取り組み事例など、多角的に解決策をご提案くださいました。

 「新宿学」を通じて想う、新宿と百貨店のこれから

高校生の皆さんと再開発が進む街・新宿の百貨店としての魅力や進むべき道など京王百貨店の今後の課題を考える機会は、当社の社員としても、改めて新宿という商環境や百貨店業について考える良いきっかけとなっています。
【2022~2024年度に参加】
●食品・レストラン部 運営担当 係長 伊藤誠志さん
高校生の皆さんのリアルな意見を聞くことができ、さらに当社の課題を改めて認識することができる貴重な機会として、私自身の学びとなりました。
当社の未来への課題に対し、若年層を中心とした客層の拡大のためにSNSなどを活用した発信の大切さ、新宿の立地を最大限活かした集客力の向上、物販以外の体験を通じた付加価値の提案などのご意見をいただき、大変参考になりました。また店内見学では、フロア構成や百貨店における接客の姿勢など、高校生の皆さんにとって新たな気づきを感じていただけたこともとても印象に残っています。

【2025年度に参加】
●営業企画部 インバウンド担当 係長 菰田紗衣子さん
高校生の皆さんならではの視点がとても面白く、大変興味深い発表でした。高校のある「新宿」をよく知っている皆さんと、近年増加している訪日外国人観光客への取り組みについて、発表や質疑応答を通してともに学びを深める貴重な時間となりました。
私たちが日々業務として行っている「答えのない課題への取り組みを考えること」が、高校生の探究学習の一助となれたのであればとても光栄ですし、私自身も重要性を再認識する良いきっかけになりました。

●ファッション・ライフスタイル営業部 MD第2担当 主任 宮脇 泉さん
京王百貨店の強みや課題、インバウンドの概況など、調査や分析がしっかり行われておりとても聞きごたえのある発表でした。
特に、京王百貨店の認知度をあげるためのSNSを活用した情報発信と足あとマークの提案は、非常に時代性があり若い世代ならではの視点が活かされており、担当の化粧品売場に還元できる内容で私自身勉強になりました。
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