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社員紹介 vol.1:唎酒師(ききさけし)の資格を取るまで

2025.12.25
業務を通じて深まった“好き”をきっかけに資格を取得し、仕事に活かしている当社社員にインタビューしました。資格を取るまでの経緯や、資格取得の勉強で大変だったことや面白かったこと。その資格が現場で役に立ったエピソードなど、現場を支えている社員の裏側を探ります。

 日本酒好きになるまで

2018年入社の真木係長(食品・レストラン部 MD第3担当)は、入社当初から7年間、新宿店MB階の酒売場に勤務してきました。入社以前よりビールに興味があり、SNSに投稿するわけでもなく、さまざまなビールの“ジャケ買い”(パッケージの見た目で選んで買うこと)をしてはスマホで写真を撮り記録するという日々を過ごしていました。そんな中、2020年に酒売場の日本酒担当に任命されたことをきっかけに、今度は日本酒を“ジャケ買い”しては記録するという新しい習慣ができたそうです。
真木「ちょうど日本酒担当になった頃にコロナ禍になり、飲みに行くことができなくなったので近くの酒屋で日本酒を購入しては夜な夜な飲んでいたのが始まりです。同じくらいのタイミングでECサイトのリニューアルの動きもあり、酒の商品紹介コメントを担当していたのも大きかったと思います。時間もあって一つの商品のコメントをじっくりと考えたことが、より日本酒と向き合うきっかけになったと思います。」

そう語りながら見せてもらった真木さんのスマホのフォトアルバムは、数えきれない程のビールと日本酒の記録写真で埋め尽くされていました。これは一朝一夕にできるものではなく、心からビールや日本酒が“好き”なのだと分かるものでした。ここまで没頭していたらSNSでアピールしたくなるのが人の常ですが、真木さんにとっては、SNSに載せることが目的やゴールではなく『あくまでも自身の記録・勉強として残しているだけ』とのこと。その貴重な記録の一部を共有します。
真木さんのスマホのフォトアルバムの中身
普段から旅行先でも酒蔵に立ち寄る事が多い
日本酒担当になった今でもビールも好き

 唎酒師の資格取得に向けて

唎酒師(ききさけし)とは、日本酒サービス研究会(SSI)が認定する資格で、消費者の好みや料理に合わせて最適な日本酒を提供・提案するための資格です。「日本酒のソムリエ」ともいわれ、飲食店や、酒類/食品販売店はもちろん、消費者に日本酒を提供・販売するさまざまなプロセスで活躍のチャンスが広がる資格です。
真木「入社して間もない頃は、ビール好きということもあり、ビールの資格を取りたいと思っていました。ただ、店頭ではお客様から『(ワイン)ソムリエ』や、『唎酒師』を指名して接客をご要望されることが多いと実感し、仕事ですぐに活かすのであればどちらかだと考えていました。接客を通じて日本酒への関心が高まっていた矢先に、日本酒担当に任命されたため、上長の後押しもあり、唎酒師の資格を取ろうと思いました。」
※写真は真木さんの唎酒師バッジ
唎酒師の資格の勉強を始めたのは2021年度の後半から。2020年度はコロナ禍で長らく新宿店が休業する時期もあり、本格的に営業をに再始動した2021年度には、自分も変わらなければという思いが強くなったと真木さんは話します。

唎酒師の資格取得方法はさまざまあり、会場に通い短期集中で勉強から試験まで実施するパターンもあれば、通信教材で勉強して通信で試験を受けるパターンもあり、真木さんは仕事をしながらなので、じっくり勉強できる通信を選択しました。約3カ月間かけて、1単元1カ月のペースで進める形となりました。『日本酒の原型や、日本酒ができるまでの歴史』、『嗜好品としてコーヒーも含めた嗜好品に関する知識』など、表立って日本酒という商品を語るだけではない幅広い知識が求められました。

 難しかった課題

唎酒師の資格を取得するには、座学だけではなく、実践的な経験も必要とされました。通信であっても、サンプルの日本酒がボトルで送られてきて、香りについてコメントをしたり、状態の良し悪しを判断できるかという実技チェックも含まれています。こういう香りの日本酒には、どういった食事が合うのか、それをどのようにお客様にお伝えして販売するのか、という現場に即した検定になっています。
※イメージです
真木「毎日のように、いろいろな日本酒を買っては匂いや味を試してきた経験が、ここに来て存分に活きたと感じました。ただ、自分自身は酒に強く、普段はおつまみや食事などと一緒に楽しむというよりは、日本酒そのものを単品で楽しむことが多かったため、日本酒に合う食事を詳細に提案するための知識を得るのに苦労しました。ただ単に『肉に合う』とか『海鮮に合う』ではなく、正しく詳細な料理名を挙げられる知識と応用力が求められます。」

 売場でのエピソード

晴れて2022年6月に唎酒師の資格を取得した真木さん。売場では、唎酒師の資格を持っているという事実が、お客様への安心感や信頼度につながり、接客に大きな自信がついたと話してくれました。
真木「嬉しかった事例としては、『以前おすすめした商品がとても口に合ったからまた何かをおすすめしてほしい』といった声をお客様からいただいたことです。百貨店の酒売場という性質上、普段あまりお酒を飲まない方もギフトを探しにご来店されます。もちろん香りや味の説明もしますが、試験課題にも出たような『具体的にこんな料理と合います』や『こってりした料理が好きならこのお酒』と説明した時の方が納得していただきやすく、勉強した知識や経験をリアルに活かすことができたと、と自信につながりました。」

※写真は京王百貨店のHPリニューアル時にバナー用に撮影した写真です。酒売場(当時は社員で運営する平場でした)の接客シーンとして真木さんが登場。

 今後の抱負

唎酒師の資格取得後、2023年3月には『ワインコーディネーター』の資格も取得し、さらに幅広い酒の知識の習得に励んでいる真木さん。残念ながら、自主売場(百貨店社員が運営する売場)としての酒売場は2025年9月をもって終了し、現在は「酒商山田」が跡地で酒販売を担っています。真木さんは、2025年10月から京王ネットショッピングでの酒販売の選定を軸に食品・レストラン部のMD担当の一員として活躍を続けています。
真木「自主売場としての酒売場終了に伴い、連休中に京都・奈良にある日本三大酒神神社にお礼参りをしてきました。日本酒は嗜好品としての側面のほか、日本の歴史的・文化的な観点から神事に大きく関わってきました。そのため、無事に酒売場の運営を完了できたことを報告するとともに、今後は、別の形で酒の販売に関わり続けていく自分を見守っていてほしいと願い参拝しました。今後は、店頭でお客様と対面しながらの販売ということはなくなりましたが、京王ネットショッピングでの常時販売商品の選定や、中元・歳暮など歳時記の商品選定などにおいて今まで培った知識や経験を活かしていきたいです。」
※写真:奈良県 大神神社(真木さん提供写真)
京都府 梅宮大社
(真木さん提供写真)
京都府 松尾大社
(真木さん提供写真)
2025年10月以降も真木さんが担当している「LINE GIFT」および「京王ネットショッピング」をご紹介します。ぜひ『真木さんセレクト』の日本酒やワインなどをお試しください!

LINE GIFT
Keio Liquor Club
特別な日、大切な人と過ごす日、ひとりでゆっくりしたい日、いつもの日・・・。そんな日々にそっと寄り添ってくれる1本をお届けします。

京王ネットショッピング
https://shop.keionet.com/
季節ごとにおすすめのワインセットを展開する「シーズナルワイン」や、肝入りの日本酒をお客様の購買動機別にご提案する「いっぽん - 京王の酒日和 -」ページなど。
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