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55周年を迎える、京王百貨店の大きいサイズの婦人服「ライラック売場」の成り立ち

2026.05.21
2026年3月20日(金・祝)、4階大きいサイズの婦人服「ライラック売場」にて、 プラスサイズ女性向けファッションメディア『la farfa(ラ・ファーファ)』とのコラボレーションイベントを開催しました。インフルエンサーとしての活躍もめざましいラ・ファーファ専属モデル5名による、トークショーのライブ配信や1日店長としての接客を通して、今季おすすめの商品やスタイリングを提案しました。

ここでは、「ライラック売場」のラ・ファーファイベントについてご紹介するほか、1971年にオープンし、今年で55周年を迎える「ライラック売場」や、かつてイレギュラーサイズの展開を拡充した1960~1970年代の当社の取り組みを振り返ります。

 1960~1970年代の取り組みの振り返りと現在の様子

~「サイズの京王」を目指して~
既製服が主流になった1960年代以降、「既製サイズではぴったり合うものが見つけられない」というお客様の声を受けて、京王百貨店ではサイズバリエーションの展開に注力してきました。さまざまな施策の一つとして、まず1967年に紳士の既製服で上下別々のサイズを選べる独自に「ユニ・ダット・システム」と命名した販売方法を取り入れ、お客様の体形に合ったスーツを提案しました。その後、婦人服でも当時は9・11号サイズの展開が主であったため、お客様から「ファッションを楽しみたいけれどサイズがない」という声をいただくことが多くあり、1971年9月に大きいサイズの「ライラック レディース」をミセス中心の品ぞろえでオープンしました。
以降婦人服売場では、1975年3月に小さいサイズの「すずらんショップ」、1978年3月にはT7号・T9号・T11号のトールサイズアイテムをそろえる「コスモス」を若年層のお客様に向けて新設。1979年2月には「ヤングライラック」もスタートさせました。中でも1・3・5・7号サイズのオリジナル商品を並べた「すずらんショップ」は徹底してSサイズにこだわり、1号サイズから取り扱ったことで、当時は反響を呼びました。さらに、1980年には婦人靴売場で最も小さい19.5㎝のサイズの靴なども充実させました。
トータルでコーディネートができる充実した品ぞろえが、自分らしくおしゃれを楽しみたいお客様に好評で、中には遠方からわざわざ来店くださるお客様や他店からの紹介でお越しいただくお客様も多くいらっしゃいました。
婦人服や婦人靴における現在のサイズバリエーション展開
現在、4階大きいサイズの婦人服「ライラック売場」では、レギュラーサイズと大きいサイズの取り扱いを融合したコンバインショップを含め14店舗・計19ブランドを展開しています。また、同じく4階小さいサイズの婦人服「すずらん売場」では、3店舗・計10ブランドを展開しています。そのほか、2階~4階の婦人服のフロアでも一部サイズバリエーションのある商品を取り扱っています。

1階婦人靴売場では、一部ブランドにて25㎝以上のLサイズや、22.0㎝以下のSサイズを取り扱っています。


すずらん売場の様子
婦人靴売場の展開一例

 SNSの発信とリアル店舗での体験型イベントを組み合わせた施策

〈マイサイズフェア〉ラ・ファーファイベントの開催
「ライラック売場」では、2024年2月のリニューアル以降、カジュアルラインのラインアップを充実させ、中でもサイズバリエーションが豊富で、多くのファンの方に支持されている好調ブランドを拡充しました。同売場では、ファンづくりの取り組みとして、昨年11月の初開催に引き続き、2026年3月20日(金・祝)に、『la farfa(ラ・ファーファ)』とのコラボレーションイベントを開催しました。
昨年11月の開催時より参加ショップを増やし、当日は[アズ ノゥ アズ] [スーパーハッカ] [ロジーク サブストリート・ジェットセット] [ニューヨーカー] [ローズティアラ]に、インフルエンサーとしての活躍もめざましいラ・ファーファ専属モデル5名が来店しました。トークショーをインスタライブで配信したほか、各ショップ店頭で特別販売員としてお客様にスタイリングを提案しました。

イベントを開催した5ブランドの3月20日(金・祝)の売上は、前年比+約88%と盛況に終了しました。また、同イベント開催のほか、今季おすすめアイテムの提案を強化した「マイサイズフェア」期間(3/12~4/5)は、売場全体の客数が前年比+約19%と伸長し、売上も前年を上回りました。

「毎回、ショップスタッフの皆さまが温かく迎えてくださり、感謝の気持ちでいっぱいです。2回目となった今回は『また会えるのを楽しみにしていました。』というお客様の声もいただき、ファミリーのような距離感でコーディネート提案ができました。対面だからこそ生まれる、ファッションに心が躍る瞬間を改めて実感しました。」(ラ・ファーファ編集長 安藤うぃさん)

 55周年を迎えるライラック売場のファンづくりを目指して

「イベント当日は、専属モデルの皆さんとファンの方々が交流できる貴重な機会となりました。午前中に配信を視聴したお客様が午後に来店され、専属モデルの方とスタイリングについて会話を楽しまれている様子も見受けられるなど『今すぐ行きたい!』と来店につながるSNS発信の即効力に驚きました。また、熱意がある新たなお客様が来てくださったことで、日頃から店頭に立つ販売員のモチベーションアップや、ショップの垣根を越えた連携体制の構築など、売場全体の活性化にもつながりました。ライラック売場は今年で55周年を迎えます。リアル店舗ならではの体験価値を今後も大切に、『集客』と『にぎわい』の創出、さらには『ライラック売場』のファンづくりに努めていきたいです。」(ファッション・ライフスタイル営業部 MD第3担当 主任 大橋真吾さん)
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