初参戦で、全体の2位に入る快挙!「対決」企画の勝者は・・・ |
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テーマとなる食材を決めて、駅弁を食べ比べてもらう定番企画の「対決」シリーズ。前回は第40回大会ということで「豚肉」と「鯛」のダブル対決を実施しました。
メインは、北と南の豚肉で競う「豚豚(とんとん)対決」で、北は北海道の「摩周の豚丼」、南は鹿児島の「かごんま黒豚弁当」が参戦。どちらも、この大会を機に世に出た新作弁当でしたが、結果は「摩周の豚丼」が全体の第2位に入る快挙を達成し、見事勝利しました。 |
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こだわった甲斐あった!「摩周の豚丼」 |
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豚肉対決と決まって、まず思い浮かんだのは「豚丼」発祥の地、帯広です。ただ、帯広からは毎年豚肉のお弁当が出てますから、新鮮味がない。そんなとき、美幌町に水や日当たりにこだわって育てた特別な豚がいると聞き、現地に確かめに行きました。
すぐにサンプルを作ってもらい、そこからまた試行錯誤の連続です。他にはないものを出したかったので、まずご飯を十穀米に替えてもらい、肉も大きくしてもらって。また、同じ味でお出しできるように、ひとつの豚舎で育てた豚のみを使いましたから、数量の確保にも苦労しました。
でも、そうしてこだわって作ったお弁当が皆様に喜んでいただけたのは、本当にうれしいです。定番人気の弁当を抑えて第2位ですから、地元でも大変評判になったみたいですね。今回の大会にも、もちろん登場しますのでお楽しみに! |
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「かごんま黒豚弁当」のリベンジに、ご期待ください! |
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あえて勝因を挙げるなら、豚肉のボリューム感でしょうか。敗れた「かごんま黒豚弁当」の方は、豚肉は少なめで、さまざまなおかずが入っているんです。九州では、こういった幕の内タイプの弁当が主流ですし、「薩摩の名産を色々楽しんでほしい」という社長のこだわりもありましたね。肉は純粋な鹿児島黒豚で、味は折り紙付きです!とにかく鹿児島づくしということで、実はこのお弁当の名前、「鹿児島」を現地の言葉で呼んだ「かごんま」と、私が名付けたんです。
老舗の業者さんなんですが、とにかく悔しかったみたいで、今回リベンジを誓ってますから。前回の経験をもとに、中身をリニューアルして再登場します。私も非常に楽しみです。 |
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「鯛めし」対決の勝者は、見た目もユニークな「どんなもん鯛」 |
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「鯛めし」対決の方は、明石の「どんなもん鯛」に軍配が上がりました。こちらは、鯛めしに照り焼きの鯛を載せ、鯛味噌もつけた鯛づくしの新作弁当。製造元の淡路屋は「肉めし」や「ひっぱりだこ飯」などの人気駅弁を生み出してきた、明治創業の老舗です。
一方の「御飯の鯛めし弁当」は、昆布の風味を生かした鯛めしに、薄味の鯛を載せた上品な逸品。どちらも、味は自信を持っておすすめできるのですが、やはり容器のインパクトが勝因になったのではないでしょうか。 |
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いかめし |
(北海道
函館本線/森駅)
税込470円 |
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摩周の豚丼 |
(北海道 釧網本線/摩周駅)
税込1,050円 |
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牛肉どまん中 |
(山形県 奥羽本線/米沢駅)
税込1,000円 |
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かきめし |
(北海道 根室本線/厚岸駅)
税込950円 |
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たらば寿し |
(北海道 根室本線/釧路駅)
税込1,350円 |
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いちご弁当 |
(岩手県 山田線/宮古駅)
税込1,200円 |
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かごんま黒豚弁当 |
(鹿児島県 九州新幹線/出水駅)
税込1,050円 |
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飛騨牛しぐれ寿司 |
(岐阜県 高山本線/高山駅)
税込1,050円 |
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どんなもん鯛 |
(兵庫県 山陽本線/西明石駅)
税込980円 |
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いわしのほっかぶりと
いわしの焼き寿司 |
(北海道 根室本線/釧路駅)
税込1,050円 |
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※ 輸送駅弁は、ランキングの
集計対象には含まれておりません。 |
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2003年(第38回大会)特別企画
『昭和初期の駅弁掛け紙展』 |
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コレクターの方から特別にお預かりした約400点の掛け紙を、2階から7階大催場までの階段に展示しました。中には「英国皇太子来日記念」など、貴重なものありましたね。人手が足りなくて、400点全て私が貼ったんですよ(笑)。駅弁の掛け紙は、マニアの方も多く、好評でした。これからも、駅弁にまつわるおもしろい企画をお届けしていきます! |
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