薄井 慎也

食品・レストラン部 商品担当
バイヤー 2012年入社

京王百貨店で働くことを決めた理由

子供のころ、親や祖父母と共に百貨店に行った楽しい記憶が鮮明に残っています。学生時代には、よく近くの百貨店にあるデパ地下や物産展イベントに心躍らせながら行っていました。
昔から何かと近くに百貨店があったこと、また、衣・食・住という幅広いジャンルを取り扱う百貨店に勤めることによって、多くの人との関わりが持てる仕事であると感じていたため、百貨店業界で働きたいという気持ちがありました。
京王百貨店は「駅弁大会」のイメージが強く、学生の頃に訪れたときには会場内を埋め尽くす人の多さに驚くとともに、ワクワクしたことを覚えています。そして、自分もそのような催事に携わりたいと考えて、京王百貨店で働くことを決めました。

現在の仕事内容

現在はMB階にある惣菜・デリカ売場のバイヤー業務を担当しています。主に惣菜やお弁当の仕入れを行うとともに、販売も行っています。自分が関わった商品に対するお客様の声を聞くことは次の業務に繋がりますし、やりがいも感じられます。
また、日々変動する顧客購買動向にアンテナを張り、季節に応じたフェアを実施したり、お取引先と共に商品企画、開発を行うなど、お客様が何を求めているのかを第一に考えて業務に取り組んでいます。
おせち商品の仕入れでは、お客様の大切なお正月に花を添えられるよう、200種類を超えるおせち商品の中から選定するとともに、当社限定の商品開発を行っています。おせちの特集カタログも自ら企画するのですが、ご覧になったお客様が年末年始の家族の集いなどの楽しい時間を想像していただけるように、見栄えやレイアウトにこだわって制作しています。

京王百貨店の魅力・働く環境

世界有数の乗降客数を誇る新宿という地区で、商品の仕入れや企画に携われていることに誇りを感じています。また自分が選んだ商品を目を輝かせて購入されているお客様の姿を間近で見るときに、何よりもやりがいを感じます。
私が3年目のときに、新宿店は開店50周年を迎えました。それを記念して企画商品を販売することになったのですが、上司から「挑戦してみないか?」とその機会をもらいました。これまでにないような見た目が華やかな海鮮弁当を考案して北海道展で販売したところ、テレビで紹介されるなど大きな反響があり、社内表彰を受けることになりました。このように当社には、新しいこと、チャレンジすることを若手社員から積極的に引き出そうとしている風土があります。その分、責任は重く、大変なこともありますが、必ず周囲がサポートしてくれますし、自分のやりたいことができる良い環境だと感じています。

これからの
挑戦・目標

激しい環境変化のなかで、売上を確保することは簡単なことではありませんが、自身の働きかけで百貨店業界を盛り上げていきたいと思っています。
食品という商品カテゴリーは、様々なお客様が購入されます。また当社の食品フロアや駅弁大会、北海道展などの食品に関する催事は、頻繁にテレビなどの取材を受けますが、放送後には多くのお客様にご来店いただきます。
引き続きお客様の日常に寄り添うとともに、非日常も感じられるような特別な商品を次々に企画することがバイヤーとしての目標です。食品フロアをきっかけに、新たな百貨店の魅力を発信していきたいと考えています。

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