
2021/08/25
【2021】グリーン住宅ポイント制度の申請方法・必要書類と注意点

2021年10月31日までに住宅の建築・購入やリフォーム工事契約を予定している場合は、グリーン住宅ポイント制度を利用できる可能性があります。住宅がグリーン住宅ポイント制度の対象に該当すると、最大で100万円相当のポイントが支給され、指定された商品や追加工事との交換が可能です。
今回は、グリーン住宅ポイント制度の概要と申請方法・手順・注意点と、必要書類について詳しく解説します。ポイントの申請期限が迫っているため、制度の利用を考えている人は当記事を参考にして関連書類を揃えておきましょう。
1.グリーン住宅ポイント制度とは?
グリーン住宅ポイント制度とは、省エネ性能の高い住宅の建築・購入・リフォームを行うことによって、最大で100万円相当のポイントが発行される制度のことです。
ポイントの発行には、国土交通省が定めた一定の要件を満たす必要があります。付与されるポイントは、「環境配慮」「防災関連」など、政策テーマに該当する指定商品や追加工事との交換が可能です。
グリーン住宅ポイントと類似の制度に、「次世代住宅ポイント制度」があります。こちらは令和2年にポイントの申請および商品との交換が終了した制度です。制度の概要において、双方に大きな差はありません。
1-1.グリーン住宅ポイント制度の対象条件
グリーン住宅ポイント制度の対象となるためには、下記の条件を満たす必要があります。
共通する前提条件
- 2020年12月15日〜2021年10月31日の対象期間に契約を締結済み(着工・完成済みではない)
- 一定以上の省エネ性能を満たす住宅である・リフォーム工事を行う
対象者 対象条件 新築住宅を建築・購入する人
- 建築後1年以内に契約する
- 契約時に他人が入居していない
- 購入者自身が居住する
既存住宅を購入する人
- 建築年月日が2019年12月14日以前である
- 税込み100万円以上で購入する
- 購入者自身が居住する
- 入居後に申請する
- ポイント発行済みの住宅は対象外となる
新築住宅(賃貸)を建築する人
- 全戸がトップランナー基準に対応している
- 床面積が40平方メートル以上ある
- ポイント申請は棟単位で行う
- 店舗などと併用する住宅は対象外となる
住宅をリフォームする人
- 対象工事にのみポイントが発行される
- 申請には合計5万ポイント以上必要
- ポイント上限に達していなければ複数申請可能
- 工事金額が税込み1,000万円以上なら工事完了前の申請が可能
- 賃貸住宅へのリフォームも可能
出典:グリーン住宅ポイント制度
対象者や住宅の状態によってはさらに対象条件が詳細に分かれるため、事務局ホームページを確認しましょう。
1-2.グリーン住宅ポイント制度の発行ポイント
グリーン住宅ポイント制度の対象条件を満たすと、それぞれ下記のポイントが発行されます。
条件 ポイント数 新築住宅(持家) 基本:30~40万Pt/戸
特例の場合:60~100万Pt/戸既存住宅(持家) 30万Pt/戸(※)または15万Pt/戸
※住宅の除却を伴う場合は45万Pt/戸新築住宅(賃貸) 10万Pt/戸 新築住宅のリフォーム(持家・賃貸) 0.2~10万Pt
対象者の家族構成や移住前地域、工事内容によって加算されるポイントは異なるため、詳細は事務局ホームページを確認してください。
2.グリーン住宅ポイントの申請方法と注意点
グリーン住宅ポイントの対象条件を満たしていても、実際にポイントをもらうためには下記3種類のいずれかの方法で申請を行わなければなりません。
- 窓口申請
- 郵送申請
- オンライン申請
ここでは、それぞれの申請方法と注意点を詳しく解説します。
なお、グリーン住宅ポイントの申請期限は令和3年10月31日です。ポイントの取得を希望する人は早めに申し込みましょう。
2-1.窓口申請
窓口申請は、必要書類を揃えて指定の受付窓口まで持参し、ポイント申請する方法です。
ポイント申請書の入手、および最寄りの受付窓口検索は、グリーン住宅事務局ホームページから行えます。窓口によっては予約が必要となるため、直接出向く前に各窓口の事務局ホームページなどを確認しましょう。
【窓口申請の注意点】
- 工事完了前にポイント発行申請を行った場合は、工事完了報告書類の提出も同じ窓口で行う
- その場で提出書類のチェックが行われるため、受付完了までにはある程度の時間がかかる
申請から1.5~2ケ月後に、事務局からの通知が郵送されます。
2-2.郵送申請
郵送申請は、必要書類を揃えて「グリーン住宅ポイント 申請受付係」へ送付し、ポイント申請する方法です。
書類に不備があった場合は、事務局からの通知を待って郵送し直す必要があります。書類の厚さや重量によって郵送料が異なるため、郵便窓口からの手続きが確実です。ポイント申請書は事務局ホームページ、もしくは受付窓口から入手できます。
【郵送申請の注意点】
- 送付方法は郵便のみ
- 当日消印は無効(書類到着後、情報がシステムに登録処理された時点で受付完了となる)
- 送付した書類は返却されない
- 郵送中の事故や遅延は考慮されない
申請から1.5~2ケ月後に、事務局からの通知が郵送されます。
2-3.オンライン申請
オンライン申請は、グリーン住宅ポイント事務局ホームページに設置されている、「申請ポータル」から申請する方法です。
添付書類は全てデータ化してアップロードします。
【オンライン申請の注意点】
- 事務局ホームページでアカウントを取得し、ログインする必要がある
- 代理申請を行う場合は、事務局指定書式の代理申請委任状が必要となる
申請から1.5~2ケ月後に、事務局からの通知がメールで送付されます。
3.グリーン住宅ポイントの申請手順と必要書類
グリーン住宅ポイントを申請手順は、工事完了前後どちらのタイミングに行うかで異なります。また、ポイント制度の対象条件や家族構成などによって、申請時に必要な書類が異なるため注意しなければなりません。
ここでは、グリーン住宅ポイントの申請手順と必要書類を詳しく解説します。
3-1.新築住宅を建築・購入した場合
新築住宅を建築・購入し、グリーン住宅ポイントを申請する場合に必要な書類は以下のとおりです。工事完了前にポイント申請を行う場合、完了報告時にも一部同じ書類の提出が必要となります。
■グリーン住宅ポイントの申請に必要な書類
- ポイント発行申請書類
・完了後ポイント発行申請書【い-1】- 申請者の住民票の写し
- 建築基準法に基づく検査済証(住宅証明書等)
- 住宅の省エネ性能等を証明する書類
- 注文住宅
・工事請負契約書
・工事証明書(注文用)
・【申請書別紙】分離発注事業者一覧- 分譲住宅
・不動産売買契約書
・販売証明書(分譲用)
引用:グリーン住宅ポイント制度「申請方法(い-1:新築/完了後申請)」
「住宅の省エネ性能等を証明する書類」は、建築・購入した住宅が省エネ性能の基準を満たしており、グリーン住宅ポイント制度の対象であると証明するための書類です。通知書は「所管行政庁」、証明書は「登録性能評価機関」などから発行されます。通知書・証明書発行には手数料が必要です。
■住宅の省エネ性能等を証明する書類
- 高い省エネ性能等
・⻑期優良住宅建築等計画認定通知書
・長期優良住宅建築等計画に係る技術的審査適合証
・低炭素建築物新築等計画認定通知書
・低炭素建築物新築等計画に係る技術的審査適合証
・性能向上計画認定通知書
・性能向上計画認定に係る技術的審査適合証
・BELS評価書- 一定の省エネ性能
・グリーン住宅ポイント対象住宅証明書
・設計住宅性能評価書
・建設住宅性能評価書
・BELS評価書
・フラット35S設計検査に関する通知書および設計検査申請書
・フラット35S適合証明書および竣工現場検査申請書・適合証明申請書
下記の条件に対応した書類を揃えることで、加算ポイントが申請できます。
■加算ポイントの申請に必要な書類
- 東京圏の対象地域からの移住
・東京圏の対象地域からの移住に係る事前相談結果票
・事前相談において、完了報告時に提出することを定めた書類- 多⼦世帯が取得
・住⺠票の写し(世帯票)- 三世代居住仕様
・【別紙】三世代同居仕様住宅申告書
・住宅の平⾯図(各階)- 災害リスクが⾼い区域からの移住
・住宅立地区域確認書(従前居住地)
・従前居住地の住⺠票
・住宅立地区域確認書(移住先居住地)
ポイントの申請を代理人が行った場合、およびポイントを追加工事と交換した場合は、代理申請者の本人確認書類が必要です。
■代理申請者の申請に必要な書類
- 代理申請者の本⼈確認書類
引用:グリーン住宅ポイント制度「申請方法(い-1:新築/完了後申請)」
ポイントで追加工事交換を選んだ場合は、下記の書類が必要となります。
■ポイントを⼀定の要件に適合する追加⼯事に交換した(追加⼯事交換)場合の申請に必要な書類
- 追加⼯事交換申請書
- 追加⼯事の契約書(本体⼯事の契約に含まれる場合、該当箇所の⾒積書)
- 追加⼯事が確認できる⼯事写真(⼯事後)
- 初回の場合
・追加⼯事交換⽤⼝座登録申込書
・⼝座情報が確認できる書類
引用:グリーン住宅ポイント制度「申請方法(い-1:新築/完了後申請)」
ポイント申請で提出した書類は返却されません。申請時は原本ではなくコピーを提出するようにしましょう。
工事完了前・完了後に行う、ポイント申請手続きの流れは以下のとおりです。
■グリーン住宅ポイントの申請手続きの流れ
【完了前申請】
- (1)工事請負契約または売買契約
- (2)必要書類を揃える
- (3)(完了前)ポイント発行申請
- (4)ポイント発行
- (5)ポイント利用
- (6)工事または住宅の引渡し
- (7)完了報告(期限の確認)
【完了後申請】
- (1)工事請負契約または売買契約
- (2)工事または住宅の引渡し
- (3)必要書類を揃える
- (4)ポイント発行申請
- (5)ポイント発行
- (6)ポイント利用
新築住宅の建築・購入によるポイント申請は、既存住宅の購入・リフォームによるポイント申請とは重複できないため注意しましょう。
3-2.既存住宅を購入した場合
既存住宅を購入し、グリーン住宅ポイントを申請する場合に必要となる書類は以下のとおりです。なお、既存住宅を購入した場合は、住宅が引き渡され入居したあとでなければポイントを申請できません。
■グリーン住宅ポイントの申請に必要な書類
- 完了後ポイント発行申請書【は-1】
- 申請者の住民票の写し
- 不動産売買契約書
- 建物の不動産登記全部事項証明書
引用:グリーン住宅ポイント制度「申請方法(は-1:既存/完了後申請)」
グリーン住宅ポイント制度の対象となるためには、下記いずれかの書類を提出する必要があります。
■いずれかの提出が必要な書類
- 空き家バンク登録住宅
・空き家バンク登録等証明書- 東京圏の対象地域からの移住
・東京圏の対象地域からの移住に係る事前相談結果票
・事前相談において、提出を定めた書類- 災害リスクが⾼い区域からの移住
・住宅立地区域確認書(従前居住地)
・従前居住地の住⺠票
・住宅立地区域確認書(移住先居住地)- 住宅の除却
・解体⼯事の⼯事請負契約
・不動産登記の閉鎖事項証明書
引用:グリーン住宅ポイント制度「申請方法(は-1:既存/完了後申請)」
ポイントの申請を代理人が行った場合、およびポイントを追加工事と交換した場合は、代理申請者の本人確認書類が必要です。
■代理申請者の申請に必要な書類
- 代理申請者の本⼈確認書類
引用:グリーン住宅ポイント制度「申請方法(は-1:既存/完了後申請)」
ポイントで追加工事交換を選んだ場合は、下記の書類が必要となります。
■ポイントを⼀定の要件に適合する追加⼯事に交換した(追加⼯事交換)場合の申請に必要な書類
- 追加⼯事交換申請書
- 追加⼯事の契約書(特約等により住宅代金に含まれる場合、追加工事額が分かる見積書等)
- 追加⼯事が確認できる⼯事写真(⼯事後)
- 初回の場合
・追加⼯事交換⽤⼝座登録申込書
・⼝座情報が確認できる書類
引用:グリーン住宅ポイント制度「申請方法(は-1:既存/完了後申請)」
ポイント申請で提出した書類は返却されません。申請時は原本ではなくコピーを提出するようにしましょう。
既存住宅の購入における、ポイント申請手続きの流れは以下のとおりです。
■グリーン住宅ポイントの申請手続きの流れ
- (1)売買契約および追加工事・除却請負契約
- (2)住宅の引渡し・入居
- (3)必要書類を揃える
- (4)ポイント発行申請
- (5)審査・ポイント発行
- (6)ポイント利用
出典:グリーン住宅ポイント制度「申請方法(は-1:既存/完了後申請)」
既存住宅の購入によるポイント申請は、新築住宅の購入・建築およびリフォーム工事によるポイント申請とは重複できません。既存住宅の購入とリフォームを同時に行った場合、リフォームでポイントを申請したほうが、もらえるポイントが多いケースがあります。
3-3.賃貸住宅を建築した場合
賃貸住宅を建築し、グリーン住宅ポイントを申請する場合に必要となる書類は以下のとおりです。工事完了前にポイント申請を行う場合、完了報告時にも一部同じ書類の提出が必要となります。なお、賃貸住宅を建築した場合のポイント申請は、工事施工者の代理申請のみ可能です。
■グリーン住宅ポイントの申請に必要な書類
- ポイント発行申請書
・完了後ポイント発行申請書【ろ-1】- 申請者の本⼈確認書類
- 建築基準法に基づく検査済証
- 建築⼯事届
- グリーン住宅ポイント対象住宅証明書(賃貸住宅用)
- ⼯事請負契約書
- ⼯事証明書(賃貸⽤)
- 代理申請者の本⼈確認書類
- 追加⼯事交換申請書(申請書【ろ-1】に付属)
- 追加⼯事の契約書(本体⼯事の契約に含まれる場合、該当箇所の⾒積書)
- 追加⼯事が確認できる⼯事写真(⼯事後)
- 初回の場合
・追加⼯事交換⽤⼝座登録申込書
・⼝座情報が確認できる書類
引用:グリーン住宅ポイント制度「申請方法(ろ-1:賃貸/完了後申請)」
法人がポイントを申請する場合は、下記の書類が必要となります。
■法人の申請に必要な書類
- 法⼈の実在が確認できる書類
- 担当者の本人確認書類
引用:グリーン住宅ポイント制度「申請方法(ろ-1:賃貸/完了後申請)」
ポイント申請で提出した書類は返却されません。申請時は原本ではなくコピーを提出するようにしましょう。
賃貸住宅の建築における、ポイント申請手続きの流れは以下のとおりです。
■グリーン住宅ポイントの申請手続きの流れ
【完了前申請】
- (1)請負契約・追加工事の契約
- (2)必要書類を揃える
- (3)ポイント発行申請
- (4)審査・ポイント発行
- (5)住宅の引渡し
- (6)完了報告
- (7)審査・ポイントの確定
出典:グリーン住宅ポイント制度「申請方法(ろ-2:賃貸/完了前申請)」
【完了後申請】
- (1)請負契約・追加工事の契約
- (2)住宅の引渡し
- (3)必要書類を揃える
- (4)ポイント発行申請
- (5)審査・ポイント発行
出典:グリーン住宅ポイント制度「申請方法(ろ-1:賃貸/完了後申請)」
賃貸住宅の建築によるポイント申請は、同じ住棟内にある複数の賃貸住宅で重複できません。また、賃貸住宅の建築で発行されたポイントは追加工事にしか交換できない上、完了報告の期限が2022年1月15日までとなっています。期限を超過するとポイントの発行が無効となるため、注意しましょう。
3-4.リフォーム工事をした場合
リフォーム工事による申請には、戸別申請と一括申請があります。戸別申請で完了前申請を行うためには、工事代金が税込み1,000万円以上でなければなりません。一括申請を行う場合は、完了前申請のみです。
リフォーム戸別申請の対象者
- 工事請負契約におけるリフォーム工事の発注者
リフォーム一括申請の対象者
- 以下に該当するリフォーム工事の発注者
・全住戸の所有者
・管理組合法人
・法人でない管理組合
リフォーム工事を行い、グリーン住宅ポイントを申請する場合に必要となる書類は以下のとおりです。リフォーム工事でポイントを申請するためには、1申請当たり合計5万ポイント以上必要です。
■グリーン住宅ポイントの申請に必要な書類
【戸別申請】
- 完了後ポイント発⾏申請書【に-1】
- 申請者の本⼈確認書類
- 対象⼯事内容等に応じた性能を証明する書類(性能証明書等)
- ⼯事請負契約書
- リフォーム⼯事証明書(⼾別⽤)
- 分離発注事業者⼀覧
引用:グリーン住宅ポイント制度「申請方法(に-1:リフォーム(戸別)/完了後申請)」
【一括申請】
- 完了報告書【ほ-3】
- 対象⼯事内容等に応じた性能を証明する書類(性能証明書等)
- リフォーム⼯事計画書(⼀括⽤)
引用:グリーン住宅ポイント制度「申請方法(ほ-3:リフォーム(一括) /完了報告)」
ポイントの申請を代理人が行った場合、およびポイントを追加工事と交換した場合は、代理申請者の本人確認書類が必要です。
■代理申請者の申請に必要な書類
- 代理申請者の本⼈確認書類
引用:グリーン住宅ポイント制度「申請方法(に-1:リフォーム(戸別)/完了後申請)」
法人がポイントを申請する場合は、下記の書類が必要となります。
■法⼈の申請に必要な書類
- 法⼈の実在が確認できる書類
- 担当者の本⼈確認書類
引用:グリーン住宅ポイント制度「申請方法(に-1:リフォーム(戸別)/完了後申請)」
ポイントで追加工事交換を選んだ場合は、下記の書類が必要となります。
■ポイントを⼀定の要件に適合する追加⼯事に交換した(追加⼯事交換)場合の申請に必要な書類
- 追加⼯事交換申請書
- 追加⼯事の契約書(ポイント対象⼯事の契約に含まれる場合、該当箇所の⾒積書)
- 追加⼯事が確認できる⼯事写真(⼯事後)
- 初回の場合
・追加⼯事交換⽤⼝座登録申込書
・⼝座情報が確認できる書類
引用:グリーン住宅ポイント制度「申請方法(に-1:リフォーム(戸別)/完了後申請)」
住宅の省エネ性能等を証明する書類は、リフォーム工事完了後に必要です。耐震改修に必要な書類は、グリーン住宅ポイント制度用耐震改修証明書・増改築等⼯事証明書・住宅耐震改修証明書のいずれか1つと、工事写真(工事中)の2つです。
■住宅の省エネ性能等を証明する書類
- エコ住宅設備
・性能証明書
・対象製品証明書
・納品事業者の納品書
・⼯事写真(⼯事前/⼯事後)- 開⼝部の断熱改修
・性能証明書
・⼯事写真(⼯事前/⼯事後)- 外壁、屋根・天井、床の断熱改修
・施⼯証明書
・納品証明書
・⼯事写真(⼯事中)- バリアフリー改修
・性能証明書
・⼯事写真(⼯事前/⼯事後)- 耐震改修
・グリーン住宅ポイント制度用耐震改修証明書
・増改築等⼯事証明書(耐震改修⼯事を含むもの)
・住宅耐震改修証明書
・⼯事写真(⼯事中)- リフォーム瑕疵保険等への加⼊
・保険証券または付保証明書
引用:グリーン住宅ポイント制度「申請方法(に-1:リフォーム(戸別)/完了後申請)」
戸別申請で下記いずれかの条件に当てはまる場合は、それぞれ対応した書類が必要となります。
■若者・⼦育て世帯の申請に必要な書類
- 40歳未満の若者世帯の場合
・申請者の住⺠票の写し- 40歳以上の⼦育て世帯の場合
・住⺠票の写し(世帯票)■既存住宅購⼊加算の申請に必要な書類
- 不動産売買契約書
- 不動産登記の全部事項証明書
- 申請者の住⺠票の写し
■一般世帯(その他)が安心R住宅を購入した場合の申請に必要な書類
- 安心R住宅調査報告書
引用:グリーン住宅ポイント制度「申請方法(に-1:リフォーム(戸別)/完了後申請)」
ポイント申請で提出した書類は返却されません。申請時は原本ではなくコピーを提出するようにしましょう。
リフォーム工事における、ポイント申請手続きの流れは以下のとおりです。
■グリーン住宅ポイントの申請手続きの流れ
【完了前申請】
- (1)工事請負契約
- (2)必要書類を揃える
- (3)ポイント発行申請・追加工事への交換申請
- (4)審査・ポイント発行
- (5)ポイント利用
- (6)住宅の引渡し
- (7)完了報告(期限の確認)
- (8)審査・ポイントの確定
出典:グリーン住宅ポイント制度「申請方法(に-2:リフォーム(戸別)/完了前申請)」
【完了後申請】
- (1)工事請負契約
- (2)住宅の引渡し
- (3)必要書類を揃える
- (4)ポイント発行申請・追加工事との交換申請
- (5)審査・ポイント発行
- (6)ポイント利用
出典:グリーン住宅ポイント制度「申請方法(に-1:リフォーム(戸別)/完了後申請)」
リフォーム工事によるポイント申請は、新築住宅の購入・建築および既存住宅の購入によるポイント申請とは重複できません。リフォーム工事と既存住宅の購入を同時に行った場合、既存住宅の購入でポイントを申請したほうが、もらえるポイントが多いケースがあります。
一括申請でリフォーム工事が複数の建物に渡った場合でも、棟ごとのポイント申請が必要です。また、1戸当たりのポイント上限を超えなければ、戸別申請と一括申請で重複して行えます。
まとめ
グリーン住宅ポイント制度は、省エネ性能が高いと認定される住宅を所定の期間内に建築・購入・リフォームする人がポイント発行対象となる制度です。最大で100万円相当のポイントが支給され、環境に配慮された商品や防災関連の追加工事などと交換することができます。
ポイントを申請する方法は窓口・郵送・オンライン申請の3種類から選択可能です。ポイントの申請期限は令和3年10月31日となっているため、制度を利用したい人は早めの申し込みをおすすめします。