30万食というのは、単純に計算しても4人家族が3食駅弁を食べても70年近くかかる数。
新宿店の1日の来店客数は平日で5〜6万人、休日は7〜8万人だが、これが大会期間中は2〜3割増となり、特に天候に恵まれた3連休となると大きく伸長することも。
一般的に百貨店の年間最多来店客数日は、福袋やクリアランスで賑わう初商だが、駅弁大会期間中はそれに匹敵する人出となる。
新宿店の1日の来店者数の大会最高記録は、2004年の第39回大会で、3連休の中日。この連休は初日11万人、最終日10万人と大混雑。特に「12万人」を記録した中日は、あまりの混雑に一時会場内を一方通行に制限したほど。
翌年以降、「もっとお買物を楽しんでいただける環境に」という反省から出店数を減らし、通路と休憩スペースを広げたレイアウトに変更した。
2018年の第53回大会でも1位となり、「通算50回 売上個数1位」を達成。
京王の「京」が入った法被を着用し、
社員総出で運営を支えます。
炊飯業者もない創生期に、食品担当の若手が社員食堂で各店のレシピどおりに米炊きをしていた歴史や、いかめしの応援は経理部の役割といったルーティンがあったことを、今の若い社員は知る由もないが、いつの時代も全社を挙げて支える、京王百貨店の社員にとって商売の原点を確認する大切な催事。